「行きたい会社がない」
「どこにも受からない」
――そんな不安を抱えていると、就活スカウトの通知はとても魅力的に見えるかもしれません。自分から動けていない時に企業から声がかかると、「これがチャンスかも」と思ってしまうのは自然なことです。
「スカウトサービスでの就活は怪しいって聞くけど、、」
しかし、実際に私もスカウト型サービスを使ってみて感じたのは、就活に迷っている学生ほど“危ない誘導”に巻き込まれやすいが、登録して損はなく、内定繋がるチャンスが増えるものです。
就活スカウトツール利用に関する結論としては、
・一斉送信やテンプレ送信もあるが、内定につながるケースもあるため、登録をしておくだけで損はない
・スカウトサービスをメインにするのではなく、サブツールとして活用する
というのが個人的な感想です。
この記事では、私自身の経験を交えながら、就活スカウトの危険性と、安全にかつ有効的に使うためのポイントをお伝えします。
危ないスカウトの特徴
スカウトには、実際にはあなた個人を見て送っていないものも多く存在します。テンプレート文を大量送信している企業も少なくありません。
私も、同じ文面を複数社から受け取り、「本当に私を見ているの?」と疑問を感じたことがあります。
とにかく褒めちぎってくるスカウト
「あなたの可能性に期待しています」とだけ書かれ、どこを評価したのか説明がない。
私もこうしたスカウトに惹かれたことがありますが、実際に話を聞いてみると、私のプロフィールも読まれていませんでした。
面談にすぐ誘導されるスカウト
「ぜひ一度お話しさせてください」だけで条件が書かれていない。
参加したらただの説明会だったということもありました。
“選考確約”のような文言で誘うスカウト
「特別に選考を免除します」と言われたものの、実際には誰でも通る一次面談だった、というケースもあります。
仕事内容が曖昧なまま誘ってくるスカウト
やたらと“やりがい”を強調し、具体的な業務内容が書かれていない企業は特に注意が必要です。
入社してみたらとにかくブラックだったという口コミもあります。
スカウト就活をうまく活用するために
就活に疲れている時ほど、スカウトに頼りすぎてしまう傾向があります。しかし、スカウトはあくまで“きっかけ”にすぎません。
私自身、スカウトに救われた部分もありますが、同時に「もっと早く慎重に見れば良かった」と感じたこともありました。
大切なのは、以下の基準で冷静に判断することです。
・その企業は、あなたを具体的に評価しているか
・プロフィールのどの部分に興味を持ったのか説明しているか
・仕事内容や条件が明確に書かれているか
・口コミや評判に不自然な点はないか
この4つを満たさないスカウトは、勢いで飛びつくべきではありません
落ちることはあるのか
スカウト経由でも、選考に落ちることは全然あります。
「スカウト=内定」ではありません。
選考フローの一部が免除になることはありますが、あくまでオファーであり、採用基準は同じになるため、きちんと対策する必要があります。
どんな会社からオファー来るのか
大手からベンチャーまで様々な会社が登録されているため、いろいろなスカウトが来る可能性はあります。
しかし、大手企業はスカウトをしなくても「人が集まる」のが現状。
大手企業からのスカウトには期待せず、大手企業を狙っているのであれば「自分から応募する」ことがおすすめです!
スカウト就活は、「これまで出会ったことのない企業に出会う」「自分の価値観にあう企業が見つかる」というように、就活の視野を広げるためのツールという形で考えておきましょう!
おすすめのスカウトサービス
就活に悩んでいる学生にとって、スカウトがひとつの突破口になることは確かです。
そこで最後に、私が使った中で「比較的安心して使えた」と感じたサービスを2つ紹介します!
①キャリアチケット
容易された質問に答えるだけで、就活に必要な自己分析が完了するため、選考に必要な就活の軸が明確に!
◎アプリでも利用可能なため、どこにいても、いつでもすぐアクセスできる
◎価値観ベースのマッチングだから、本当に気の合う企業に効率よく出会える
◎価値観に合う企業に出会えるため、やみくもに色々な企業を受けず、働きたいと思える企業から内定が取れる
②OfferBox(オファーボックス)
大手から中小企業まで累計企業登録数21,608社以上!
3年連続学生満足度No1
企業が興味を持った学生にオファーする、新しい就活サイトです。
学生は、OfferBoxに自分のプロフィールを登録。企業は、プロフィールを検索し、自社にあった学生にオファーを送ります。
まとめ
行きたい会社がなかったり、内定が取れずに落ち込んでいると、スカウトはひとつの救いのように見えます。
しかし、スカウトに頼りすぎると、魅力的に見える言葉の裏にある“危険”に気づけません。
スカウトに飛びつくのではなく、
「この企業は本当に自分を求めているのか?」
「自分はここで働きたいと思えるか?」
という視点を持つだけで、危険を避けながら就活を進めることができます。
スカウトはあくまで選択肢のひとつ。
あなた自身の就活を取り戻すための“手段”として、冷静に活用していきましょう。